専門課程フレーバー・フレグランス学科
フレーバー・フレグランス学科
文系・理系関係なく
イチからじっくり学び、
香りのスペシャリストになる
フレーバー・フレグランス・商品開発と広く深く学べる
- 昼間
- 2年制
たくさんの実習授業を通して、調香師の基礎となる香りの感覚を養います。
フレーバー・フレグランスの開発技術とともに、香り付けの対象となる食品や化粧品の開発、香りの正体を分析する分析調香など幅広く香りに関する技術・知識を習得する課程です。
食べ物の美味しさ
を決める
フレーバーの香り
香水・化粧品を
楽しむ
フレグランスの香り
どちらも学べるから、
知識の幅がグッと広がります!
+
商品開発もできて将来の選択肢も増える!
本課程で目指す仕事
- フレーバーリスト(食品香料開発技術者)
- パフューマー(香水・化粧品香料開発技術者)
- 菓子・食品開発技術者
- 化粧品開発技術者
1週間の時間割(例)
1年次前期
授業時間(月)~(金) 9:00~15:10 …実習授業
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
---|---|---|---|---|---|
1 9:00~10:00 |
化粧品基礎実習 | 香料学 | 化粧品製造実習 | フレーバー実習 | 香料化学・香料英語 |
2 10:10~11:10 |
化粧品基礎実習 | フレーバー実習 | 化粧品製造実習 | フレーバー実習 | フレグランス実習 |
3 11:10~12:10 |
化粧品基礎実習 | フレーバー実習 | 化粧品製造実習 | フレーバー実習 | フレグランス実習 |
4 13:00~14:00 |
単品実習 | フレグランス実習 | フレーバー実習 | フレグランス実習 | フレグランス実習 |
5 14:10~15:10 |
単品実習 | フレグランス実習 | フレーバー実習 | フレグランス実習 | フレグランス実習 |
2年次前期
授業時間(月)~(金) 9:00~15:10 …実習授業
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
---|---|---|---|---|---|
1 9:00~10:00 |
化粧品製造実習 | 応用調香実習 | フレーバー応用実習 | フレグランス実習 | フレーバー実習 |
2 10:10~11:10 |
化粧品製造実習 | 応用調香実習 | フレーバー応用実習 | フレグランス実習 | フレーバー実習 |
3 11:10~12:10 |
化粧品製造実習 | 応用調香実習 | フレーバー応用実習 | フレグランス実習 | フレーバー実習 |
4 13:00~14:00 |
化粧品製造実習 | フレーバー応用実習 | 化粧品応用実習 | フレーバー実習 | フレーバー実習 |
5 14:10~15:10 |
化粧品製造実習 | フレーバー応用実習 | 化粧品応用実習 | フレーバー実習 | フレーバー実習 |
履修内容
専門科目 | 基礎化学/香料化学/香料英語/香料学/香料調合理論 |
---|---|
専門実習 | 単品実習/フレーバー調香実習/菓子・食品基材実習/フレグランス調香実習 化粧品製造実習/分析実習 |
本課程で習得する5つの技術
フレーバー(食品香料)開発技術
フレーバーの香りを作る技術者はフレーバーリストと呼ばれ、チューインガムのおいしさになる香料、コーヒーや栄養ドリンク等を安定しておいしく飲める香料、食べると止まらなくなるスナック菓子等の香料を開発します。
1、2年次は基礎的な香料の知識と調香技術を習得し、主に飲料、キャンディ、チューインガム向けの香料開発技術を習得します。
2年次には市場商品を目標にした実践的な処方で調香技術を習得し、様々な食品に対応できる調香技術と、調香した香料を最終商品(飲料、チューインガム、キャンディ、焼き菓子等)とマッチングさせ、そのパフォーマンスと評価する商品技術までを習得します。
菓子・食品の基材開発
チューインガム
製造実習
チューインガムの歴史、世界の市場商品の官能評価(おいしさ、テクスチャー等)を通して、地域ごとのフレーバーやテクスチャーの特徴を感性で学びとります。そして、チューインガムに使用される原料(ガムベース、甘味料、機能素材、香料)の特性とガムベース配合技術を学びます。
キャンディー
製造実習
キャンディ概論から入り、ハードキャンディ、ソフトキャンディ、ゼリーに使用する原料、基本配合、応用配合の習得と試作技術並びに、製造技術を磨きます。さらに試作品に対する官能評価力(香味と食感の評価)を学ぶことにより、自分でキャンディの配合を組めるまでの力をつけさせます。
フレグランス(香粧品用香料)開発技術
1年次には単品香料を2つから組合せて花の香りを表現する技術と、歴史ある有名香水をイミテーション(模倣)する技術を通して基礎単品香料の特性を習得します。2年次では化粧品基剤において単品香料の安定性等をスクリーニングし、用途別(シャンプー、コンディショナー、石鹸、芳香剤等)の香料開発及び、歴史ある香水から最新の香水までのイミテーション技術を習得します。市場商品を目標に分析データや文献などを参考に香料を開発し、香りだけではなく、最終商品(香水、シャンプー、柔軟剤等)とマッチングした商品開発を行い、使用感、安定性等の評価までを一貫して商品開発できる技術を習得します。
化粧品開発技術
1年次では、シャボン玉に使われているような原料を使用して、肌や髪の毛を清潔にし、きれいにするシャンプーや石けんなどの創り方を学びます。
2年次では、清潔になった肌や毛髪を乾燥や紫外線などから守るための化粧水や乳液、クリームなどの創り方を学びます。
本課程で学んだことは、化粧品会社への就職を目指している学生をはじめとし、アロマテラピー、エステティクなどの分野での活躍を目指している方々、更なるキャリアアップを図りたい方々に大いに役に立つと考えます。
分析調香技術
市場にある、あらゆる商品に含まれる香り、自然に咲いている神秘的な花の香り、レモンなどのフレッシュな香り、ペッパーなどの躍動感のある香り。これらの香りの正体を解明してくれるのがガスクロマトグラフと質量分析計という機械です。この2つの装置で様々な香りを分析し、そのデータをもとに調香する技術を分析調香といいます。
2年次ではガスクロマトグラフィーと質量分析計の原理と操作方法を理解し、さらには天然物から香気成分を採取する方法を学びます。香気成分を含有する様々なものから香りを抽出分析し、自身の調香技術の向上につなげていきます。